【2020.7.7】
こんにちは、おっさんです。。。「は~。。。(ためいき)」
■VIC州とNSW州の州境が閉鎖
ビクトリア州でのコロナ感染拡大が止まりません。とうとう1日の新規感染者が100人を超えました。
これを受けて、VIC州とNSW州の州境が今日の夜から閉鎖。行き来ができなくなります。もしこれを破ったら罰金11000ドルか6ヵ月の懲役。はい、犯罪者になります。
日本に例えると、東京に住んでる人は東京から出たら罰金80万円、もしくは6ヵ月の懲役という感じ。もちろん国土の広さとか人口密度なども関係しますので一概には比べられないですけどね。。
つい1週間ほど前まで、国内はほぼ問題なしと思っていたのにどんでん返しの急拡大。本当に厄介なウィルスです。
■メルボルンの生活保護者が住んでいるビルが閉鎖
メルボルンのシティ近くにある生活保護者が住んでいるビルがコロナ感染者のホットスポットとなっていることから閉鎖されました。
少なくとも5日間はここの住民はビルの外に出られません。僕はテレビで見たのですが、警察がビルを取り囲むように配置されていて、物々しい雰囲気。
そんな警察の合間を縫って無理やり出ていこうとする輩も登場。「そんな元気があるなら普段から働けよ」と言いたいですが、まあそういう感じで常識が通じない場所だからこそ警察が配置されているのでしょう。
日本に例えるなら、マンションで、そこに住んでいる住人は明日から5日間外に出るなという命令が日本政府からあり、警察がビルの周りを取り囲むという感じでしょうか。
日本だったらあり得ないですが、ここはオーストラリアなのであり得るということでしょう。まさに「日本の常識は世界に通じず」です。
■東京も一緒みたいですね。
日本も新宿とか池袋近辺でコロナの拡大が起こってますね。日本の場合、政治家が新宿とか池袋という名前を出しただけでそこの店の人が文句を言うというなんともほのぼのとした雰囲気。
強制的に5日間住んでいるビルから出るなと言われるオーストラリアとはえらい違いです。まあオーストラリアの場合、そうでもしないと誰も守らないということでそうしているのでしょうけれどね。
日本はそれでも一定の効果を出しているのだからそれはそれですごいです。
■今後は世界のあちこちで同様の問題が起こる
まあでも東京にしろ、メルボルンにしろ、一旦緩んだ後の引き締めはかなり大変です。
新規ウィルスの恐怖(1月~2月)
↓
我慢1(3~5月)
↓
開放(6月)
↓
我慢2(7月、今ココ)
恐怖の後の我慢1はまだみんな協力する。でも一旦開放された後の我慢は、その前の我慢も重なって結構精神的にきついです。先日ロンドンのパブがオープンしたというニュースをやってましたが、おそらくすぐメルボルンのような状態(第二波がやってくる)になるでしょうね。
で、そうなったときに今度は国全体でロックダウンするほどの財力が国に残ってなかったりすると、部分的閉鎖で乗り切ろうとする。
だからニュージーランドのように、やるなら短期間で一気にやって劇的な効果を得るか、日本のように財力をある程度残しながらだらだらやっていくかの2択。
オーストラリアはニュージーのようなやり方を選んだのですから、今回のロックダウンも短期集中型で行くでしょう。僕はオーストラリアがロックダウンで劇的な効果を発揮したときに、このやり方が正しいと思っていましたが、最近このウィルス対策についてはもっと長期目線で見たほうが良いという気がしてきました。
オーストラリアのやり方が正しいのかどうかはあと数年はわからないでしょう。その時には現在の政治家は誰も残ってないという。
なんとも”あれ”な感じですですね。。。
■自分でできることをやるしかない
結局自分たちにできることは、「その状況下でできることをやっておく」。
それしかないです。状況はその人の経済状況、背景、家族構成、住んでる場所によって違いますからそれぞれが考えてやればいいでしょう。
自分ではどうしようもないことはとりあえず置いといて、来るべき時が来た時に備えてリサーチして行動しておくしかない。仕事にしても私生活にしても。
僕自身は今そんな感じで動いています。