そんなこんなで、永住ビザの事を調べつつ、就職活動に励んでいましたが、永住ビザの事を調べていくと、永住ビザを取る際に重要な事が分かってきました。
まずは「英語力」、これは当然です。公用語が英語の国に行くのですから。
そして、「職業経験(スキル)」。
これは、主に「卒業した学校」と「自分のやっている仕事」の事です。もちろん学校と職業は関連のあった方が「職業経験(スキル)」を証明する上で有利です。
例えば僕の場合、工学系の大学を出て、学部も機械系ですので、なるべくそれに関連のある、機械を扱う仕事に就いた方が、オーストラリアの永住ビザを取るのに有利という事ですね。
そしてその職業がオーストラリアに求められているかどうかというのも重要です。
幸いエンジニア系ですので、今のところ(2000年頃の話です)オーストラリアも欲しがっているスキルではありますから、良かったですが。
ですから、就職活動をするときは、「機械を扱う仕事」を中心に探しました。
そして、オーストラリアから帰国して約2ヶ月、5~6社面接をした後、望みどおりの、オーストラリアの永住ビザを取るのに有利な、職業経験の積める仕事に就く事ができました。
職業経験を積み、どこでも通用するスキルを身につけるのには何年もかかりますが、まあその一歩を踏出す事は、できたわけです。
僕の場合、ラッキーだったのは、永住ビザを意識しながら就職活動ができたという事。ほんと、僕を末永く雇用しようとしてくれた企業様には申し訳ないですが、当時の僕は永住権ありきの就職活動をしていました。
もし自分がやっている職種がオーストラリアが求めている職業リストに無かった場合でもあきらめる必要はなく、キャリアチェンジをしたり、職業リストにのるのを待つ(リスキーですが)という方法もあります。
また、オーストラリアに既にある会社にまずはビジネスビザを出してもらい、そこから永住ビザへのステップアップも可能です。(特に田舎にある企業であれば割と簡単)
僕がこれからお話しする永住ビザ取得の話は、あくまでも数多くあるビザ取得方法の一つであることを忘れないようにしてください。