■オーストラリアでの職探し。まずは調査から。
オーストラリア移住まで、いろいろと考えなければならないことがありましたが、まだ数ヶ月先のことなので、この辺で、就職先の調査をすることにしました。もし、運が良くて日本にいる間に仕事が見つかれば、どこの都市にするかなんて考えなくても良いですし、お金を少しでもセーブできますし。
精神的にも安心できますしね。
でも、まあ、あんまり期待はしていませんでした。先に移住した先輩達は移住してから、だいたい半年くらいは仕事が見つからなくて、苦労するみたいなので、僕も覚悟はしていました。
とりあえずネットで調査。
現地大手就職エージェント(スタッフサービス、アドバンテージパートナーシップなど)にとりあえず登録し、後は、自分で現地の就職サイトで探すということくらいしか思いつかなかったので、とりあえず思いついたことをやってみました。
エージェントには、永住ビザ取得の時に作成した職務経歴書を日本文/英文で送りました。ネットで調査のほうですが、なにやら僕のキャリアにちょっぴり関連しているような仕事の募集が。ちなみに当時はJAMSというサイトが日本語情報サイトで一番仕事の情報が載ってました。
ちょうど、履歴書を送ろうとしていた就職エージェントが絡んでいたので、早速問い合わせをしてみると、全く期待してなかったのですが、次の日、意外にも連絡がありました。
■Jobエージェントからの連絡
次の日、ある就職エージェントから連絡があり、僕のキャリアに合った仕事があるので、受けてみてはどうかと。これは願ってもないチャンスです。しかし、まだ日本にいたのでオーストラリアまで面接を受けに行くわけには行きません。
そしたら、日系企業だったので、日本の本社での面接が可能とのこと。まあ、物は試し、早速受けてみることに。もし受けて受かったらこんなラッキーなことはありません。
合計2回日本の本社で面接を受けました。
■面接の感想
日系企業だったので、あまり英語に自信がない僕でも大丈夫そうな感じ。
加えて、もしそこがいやで辞める事になっても、僕のキャリアとしてしっかりと後に生かすことができそうな感じ。そこで働いている間に次の仕事をゆっくり探せば良いわけだし。
給料は安いが、現地で就職活動に苦労して、収入が0の生活をするよりはまし。
こんな感じで、僕にとってメリットしかなく、せっかくのチャンスを逃すのはもったいないと思い、もし受かったら勤務しようと思っていました。
あっさり2日後に合格の連絡。
これで、移住者が現地で始めに最も苦労する就職活動の手間が省け、ついでにどの都市が良いか悩む必要もなくなりました。今になって思いますが、僕があっさりと就職できた理由で一番大きかったのは、僕が持ってるスキルでもなんでもなく、
「タイミング」です。
オーストラリアの就職においては、タイミングが命。
調理師とか、美容師の方は、スキルであっさりと就職できてしまいますが、僕のように普通のサラリーマンだった人にとっては、タイミングが最も大事です。だから常にチャンスを逃さないアンテナを張っておくことが大事なんですね。
■就職エージェントとオーストラリアでの就職について
オーストラリアで就職する場合、自分でインターネット等で探して、面接を申込む場合と、就職エージェントに登録して、エージェントに探してもらう場合の二通りがあります。
就職エージェントを通す場合でも、登録する側は特にお金を払う必要はなく、エージェントは、紹介した人が面接等で受かった場合に限り、会社側から、その人の年収の何パーセントかを、マージンとしてもらうようです。(ちなみに、留学エージェントで学校を紹介してもらった場合も同じ仕組みで、学校側がエージェントに紹介料金を払います。)
僕のように、英語に自信がない人は、とりあえず、日系エージェントに登録しておくと、タイミングが合えば、仕事を紹介してもらえるかもしれません。僕自身も、就職エージェントに登録し、紹介してもらう方法で仕事をゲットしましたので。
紹介は、タイミングにもよりますが、半年待っても全く紹介してもらえない場合もありますし(その場合全く音沙汰なし)、僕のようにタイミングさえ合えば、すぐに紹介を受けることもあります。
そこはオーストラリアの事、使えるエージェントと使えないエージェントが存在する
わけで、僕の独断と偏見でその辺をスパッと切りたいと思います。ちなみに営業妨害をするつもりは全くなく、担当者によっても違うと思うので、僕の場合はこうだったくらいに考えてもらえると幸いです。
使えるエージェント=ちょっとくらい条件が違っていても、会社や登録している人に
とりあえず聞いてくれ、交渉してくれるエージェント。
(スタッフサービス、アドバンテージパートナーシップ。)
使えないエージェント=ほんのちょっとでも条件に食い違いがあった場合、聞いても
くれないエージェント。
(NBCA)
この見解は、僕が今勤めている会社側から見ても一致しています。
なぜそう思ったか?今勤めている会社が人材を募集した時、上記3社に人探しをしてほしいと依頼をしたそうです。そして僕も上記3社に登録をしました。
そう考えると、会社には、3社から僕の情報が来ても良いはずなのですが、会社に情報がきたのは1社のみ。スタッフサービスだけからでした。
なぜこんなことがおきるのか?
僕が移住する時期が若干遅かったからなんですね。当時会社側としては、出来るだけ早く人材がほしかったんです。僕がオーストラリアに移住するのは、数ヶ月先だったのでそこで若干食い違いが生じたわけです。
この食い違いが発生した時、僕と会社の両方に聞いてくれたのが、スタッフサービスでした。でも、今は担当者が退社してしまい変わってしまったので(あとから聞いたら給料がく●ほど安かったそうで)、どうなのかは分かりません。
アドバンテージはなぜ使えるほうにしたのかというと、ワーホリの頃、ビザの問題で社長さんにおせわになったことがありまして、、、恐らく社長さんは僕のことは覚えてないと思いますが、、、親身に僕のことを考えてくれてました。
まあ、今回は僕にも会社にも連絡をくれなかったので本来は使えないエージェントに入れても良かったんですが、昔の恩です。
と、今思い出しましたが、ワーホリの頃、アドバンに相談した同じビザの件でNBCAにも相談しましたが、ワーホリだったせいか全く相手にもされず、、でした。そう考えると僕はNBCAにはちょっと恨みがあるのかもしれないですね(笑)。
でも考えてみると、スタッフサービスがやってくれたことは、特別なことでもなんでもなく、仕事として全く普通の事でして他の2社が怠けていただけのような気がします(笑)。
とまあ、僕はこう思いますが、今から移住を目指し、仕事を探す方は上記3社全てに登録しておくことをオススメします。なにせ、3社とも老舗の就職エージェントですし、もしかしたら僕とは違う対応をされるかもしれませんので。
(※2019年現在は上記3社がどうなっているのかさっぱり分かりません。)
■自分でネットで仕事を探すのに便利なサイト
今は、エージェントに登録というよりも、Seek.com.auのようなウェブサイトで自分で探すのが一般的かもしれません。
https://www.seek.com.au
こういったサイトにアクセスして、KeywordのところにJapaneseと入れると、日本人向けの仕事がたくさん見つかります。
それがたまたま自分のスキルとマッチしていれば応募してもいいですし、そうでなくても時々このようなサイトを見ていると、どんな職で日本人を探しているのかが分かります。
■オーストラリアで就職するのに有利な職業
最近僕もよく転職サイトを見てるんですが、残念ながら僕が就職できそうな会社は皆無ですね。別に今すぐ転職したいわけではないから別にいいんですが。
英語がネイティブ並みに使えるのであれば、地元企業からも選べるんでしょうけど、僕ほどの英語力では、やはり日系企業が良いかなと。
そうなると、元々日系企業自体の数が少ない上に、募集してる企業も少ない、その中から自分のスキルや希望年収にマッチしたところを捜すとなると、ほんと難しいですねえ。
英語を本気で勉強して、地元の会社に就職できれば一番良いのですけどね。どうもやる気が、、、。と僕の話しは置いといて、
日本人向けの就職先で一番多いのが、やっぱりレストラン関係。例外なく常にどこかで募集してます。腕の良いシェフなら、うらやましいことにオーストラリア中のどこでも就職可能です。給料も結構良い額をもらえます。(日本人経営の日本食レストランは止めた方が良いです。いい話を全く聞きません)
次に多いのが、旅行会社関係です。こちらも常に募集してますが、給料がちょっと低めなのが難点です。都会に住むなら夫婦共働きは必須になるでしょう。
次は留学関係とか会計士でしょうか。
留学エージェントのマネージャー募集なんていうのも結構あります。前に僕にコメントをくれたとっすぃさん。もし、留学関係で永住ビザを取るのが厳しいようでしたら、一旦ビジネスビザを取ってもらって、オーストラリアに住みながら、永住ビザにステップアップしていく様な手もありますので、一度調べてみるのも手だと思いますよ。
給料、募集数で最もバランスが良いのが会計士です。魅力的なのが他の職業と比べて給料が断然高い。僕は会計のことはサッパリですが、会計士もどこでも住める職業です。
※と、当時(2008年ごろ)は思っていましたが、AIの発達でそのうち会計士は要らなくなりますね(2019年の見解)。
中にはハミルトン島で働きませんか~なんていうのもありますねえ。いいなあ。今までのスキルを捨てて人生の方向転換しようかなあ(笑)