シドニーのオペラハウスと並ぶオーストラリアの象徴、エアーズロック。実際に行ったことはなくても、テレビで見たことがある人も多いのではないでしょうか?
こんにちは、ガチ移住ブログのおっさんことあっきーです。今回は、2019年10月26日から登山禁止となるエアーズロックについてご紹介します。
■エアーズロックの基本情報
■20年前の登山経験
■アボリジニの住む村を訪ね芋虫を食べた体験談
■エアーズロックが登山禁止になった理由
■エアーズロックの基本情報
・正式名称 ウルル
・世界最大級の一枚岩
・1987年に世界遺産に登録
写真とかで見ると、砂漠の真ん中に岩がドーンと座っているように見えますが、実は地下に大部分が埋まっていて、氷山みたいな感じです。
地表に見えている部分は全体の10%以下なので、いかにでかい岩なのかがわかります。
■20年前の登山経験とアボリジニ村へ訪ねた記憶
僕は、2000年1月にエアーズロックへ行きました。当時一人でラウンドしてて、シドニーから出発しオーストラリアを半周している途中でエアーズロックに寄りました。
バックパッカーズホステルなどもあり、僕は当然お金がなかったのでそこに宿泊。ドミトリー(相部屋)だったので、汗臭い白人と一緒の部屋だったことを記憶しています。
エアーズロックに行ったのは1月で真夏。暑すぎて早朝のみ登山が許されていました。友達がツアーガイドをしてたので、そのツアーに参加。
まずはバスでエアーズの周りを一周。なぜか水が岩から流れ落ちてきて滝になってたり、その下に池があったり不思議な感じがしました。
で、実際の登山ですが、テンションが上がりすぎて走って登りましたね。若かったので全く疲れずあっという間に登頂。
頂上からの景色は絶景でしたね。20年たった今でも覚えているくらいですから。遠くの方にマウントオルガ(岩の群衆)が見えてそれもナウシカのような景色で感動しました。
実際エアーズロックの近くにはvalley of the wind(風の谷)と呼ばれる場所があって、その辺の景色がナウシカそっくりなので、おそらく宮崎駿監督はこの地をモデルにしたのではないか?と噂があります。(当時のワーホリ界では超有名な話だった)
■アボリジニの住む村を訪ね芋虫を食べた体験談
ウルル(エアーズロック)の近くには、アボリジニが住む村があり、そこを訪ねてくらしぶりを見るというツアーもあったので、おもしろそうなので参加して見ることに。
アボリジニの村といってもガチの野生の人たちではなく、いわゆる商用(要は商売で暮らしぶりを見せてくれる)ひとたちでした。
アボリジニの人たちが食べているものは全て自然からとれるもので、木の実とか葉っぱとかはもちろんのこと、アリとか芋虫も食べています。
で、これらの食べ物を体験で食べられることとなり、僕ともう一人の日本人の方が手をあげ、生の芋虫と焼いた芋虫、そして蜜アリを食べました。
感想ですが、
生の芋虫→卵の白身
焼いた芋虫→ピーナッツバター
蜜アリ→ちょっと酸っぱい蜂蜜
ってかんじで、まあまあうまかったです。
今食べるか?と聞かれれば絶対に食べませんけどね。。気持ち悪いし。。。あと、アボリジニアートなども見せてくれました。おばちゃんたちがニコニコしながら一つ一つのドットをキャンパスに書いていて、独特で面白かったですね。
アボリジニアートについては、また別記事にしますので、楽しみにしてといて下さい。
■エアーズロックが登山禁止になった理由
一言でいうと、『アボリジニにとって聖地だから』です。
いやいや、今までも聖地だったでしょ??って思われると思いますが、今までは無視され続けてきただけです。
最初はやっぱり観光のため(要はお金ね。。)に、アボリジニの人たちの願いは無視されてきたのですが、アボリジニの人々の人権や文化をリスペクトするという意見を無視できなくなってきたというのが実情です。
そもそも論ですが、白人の冒険家(キャプテンクック)がオーストラリアにきて建国してから約200年、アボリジニの人々は5〜6万年前から文化を形成している。
どちらの文化が尊重されるべきかは言うまでもありませんよね。
僕も当初はそんな事を考えた事もなかったですし、そんな事実も知らなかったので、まあ上に書いた通り喜びいさんでエアーズロックを駆け上がったわけですが、今となっては原住民の人たちの文化をリスペクトすべきだったかなあと思えるようになりました。
例えばですよ。ペリーが来航した時に伊勢神宮とか土足で入ってきたらどう思います?圧倒的な兵力で有無を言わさず無理やり制圧されたらどう思います?
っていうことをやられちゃったわけですから。。。当時はもちろん今とは違う価値観だったので、今更当時の事を言ったところでしょうがないっちゃしょうがないですけどね。
今回、聖地が元の人々の元に返ったので今後はそれをリスペクトして守っていくのが我々の役目で、次の世代にしっかりとつないでいきたいものです。
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