■オーストラリアとの出会い
僕がオーストラリアと出会ったのは、いつの事だろう?まあ、出会ったと言いますかテレビで見たという記憶があるのは、たしか関口弘が司会をやっていた「わくわく動物ランド」。
その頃、エリマキトカゲやら、コアラやらオーストラリアの動物達が結構ブームになったのを覚えています。まあ、古い話はさておき、初めてオーストラリアに初めて行ったのは、1998年の8月、「ワーキングホリデー」という制度を利用してでした。
ワーキングホリデーってご存知の方も多いでしょうけど、一応説明しますと、
「ワーキングホリデー制度は、国家間の協定で、若者(30歳以下)に対し、ある程度長い期間(当時は最大1年間、現在は最大2年間)海外に滞在する機会を与えましょう」
という若者の特権みたいな制度です。
今でこそ、イギリスやフランス、アイルランドやドイツといったヨーロッパもあり、韓国とも協定を結んでいますが、当時はオーストラリア、カナダ、ニュージーランドの3カ国のみでした。
■3か国の中から、なぜオーストラリアを選んだか?
どうしてもオーストラリアが良かった、といった特別な理由はないんですけど、消去法で決めました。ニュージーランドは小さい国だから消去、カナダはワーキングホリデービザが抽選だったので消去、残ったのが、国が大きく、そしてビザも簡単に取れる「オーストラリア」だったんです。(笑)
まあ、こんな理由なんで、あんまりオーストラリアの事を良く知らずに、1年たったらまた日本で就職活動すればいいやなんて軽ーい気持ちで行ったんですけど、この出来事がその後の人生を180度変えようとは、その時はこれっぽっちも思っていませんでした。
■ワーキングホリデーが終わった時の気持ちが転機に
そんなこんなでオーストラリア行きを決めたのですが、一人で外国なんていった事もなし、当然英語もしゃべれるわけなし、緊張しまくりで、成田空港からほとんど寝れずに、シドニーに到着したのを覚えています。
途中上空からオペラハウスを見ましたが、シドニー湾の青とオペラハウスの白が強烈に眩しく、20年以上経った今でも目をつぶると、はっきり思い出せます。
最近記憶力が低下しつつありますが(笑)、あの青と白のコントラストは一生忘れないかな。シドニー湾がキラキラしててホントキレイでした。
まぶしかったですし、「いかにも外国~」みたいな感じで。
まあ、ワーホリでの経験は、時間があったら書く事にしますんでここでは省きますが、とにかくこの1年間のワーホリが終わる頃には、、、、まあよくある話なんですが、みんな病気にかかっちゃうんですね。
その名も
「日本に帰りたくない病」(笑)
僕も例外ではなく、この病気にかかり、、、
ワーホリビザが終わる時、学生ビザに変更したりして、なんとかオーストラリアに居残ろうと試したんですが、結局願い叶わず、、、日本に帰りました。
でもタダでは帰りません。
「永住ビザ」の存在を、しっかりと頭に焼き付けてから帰りました。そしてビザの事でゴタゴタして悔しい思いをしたんで、このことが闘争心に火をつけ、「オーストラリアの永住ビザを取って、文句なしでオーストラリアに帰るぞ」
という、決意をすることとなりました。